ギャ~、ほんとうに、これなの?
ギャ~、ほんとうに、これなの?
そこに知らない女の子が突然やってきた、アレやろうと言うの?
あの人が当の本人じゃないか!
外見でものを語ってはいけない。
千別晩夏、この世は移り変わろうとしている。
ギャ~、ほんとうに、これなの?
「あれっ、すごい力」!
と悲鳴をあげられて頭をかき、かき。
仕掛けた張本人も、驚く。
筋書きと少し狂ったが、そこが、また、いいとこ!
見ているこちらの方が、恥ずかしくなる心理。
尻をかき、かき、大いに照れる。
ヤブの草の中から遠くて見ずらいが。
恨むではない、憐れさ気の毒さに身もチジこまる。
女の子さえ出てくりゃ、いかに不美人でなくても。
その時の雰囲気は盛り上がるもの。
サァーて、今から上映開始だよ。
よく、目ん玉を輝かせて見ておくれ!
あと後悔のないように。
俺の話を聞いたんだから?
もう、気むずかしく、考えてもダメだよ。
こうなっちゃ!
地獄の果てまで、付き合っておくれ。
前のア、タ、マ見えないよ!
あれなんだっけ。(許)