ああ、あんたか、あんたも来たんか
ああ、あんたか、あんたも来たんか
バ、バチあたりが、ついヤツちまったの!
失礼だが、ちょっと用心させてもらうよ。
そんなことはないと思うが。
君の頭がおかしくなった時を備えてね!
いや、別に君が狂っているわけじゃない。
だが僕が、君がここにやってきた目的が、どうもわからない。
実際、いったいどうしたのか?
理由を聞かせてもらいたい。
彼女の声が震え、その悲しげな目は涙で潤んできた。
あら、ま!?
ま、ま、間違っただろうか?
僕の直感がまちがった。
私は信じていたんだ。
う、ま、ま、待って!
感情的にカッ~となって、怒ることは分かるんだ。
ま、まって、静かなお姉ちゃまでも、ムキになって怒ることがあるのね。
知らなかった。
可愛いお姉ちゃんも、われの姿を忘れている。
あ、もう、きれいなオベンちゃらじゃ、おさまってくれない。
まあ、まあ、そんなに怒らないでよ、嘘ぽちときまっているよね。
右の拳が溝内に!
げ、ぼー!
ああ、逃げ道を止められた。
どうしよう?
やだね(笑い)