悲しい思いが心に伝わる
彼女がバイクに乗せてくれたあの時は愛に包まれた
楽しい日々。彼女がバイクで2人乗りして周りの雰囲気など
気にしない。恋愛の状態にある2人には周りの気持ち・やっかみ等
何も目の中にも、頭の中にも入っていない。彼女が運転するように
進められたがバイクの運転にはあまり自信がないので。彼女に運転は
任すことにしたが!周りの目が気になるのか!少し恥じらいを見せて。
バイクのハンドルを手にして道のまっすぐな道をどこまでもどこまでも。
続いている。風の気持ちいい風に彼女の髪が吹く上げられた様子を後ろに
乗って見て。心地よさを感じていた。5km先の買い物に行く事なんだけど。
この一瞬のひとときが2人にとっては一番大切な青春のとき。買い物も終えて。
帰る途中に汗もでてきて、気持ち悪くなって来たので。このあたりで休憩を
取ろうと言ってみた。この道には店が1カ所しかない寂しーい通りなんだ!
2人にはサイコーな時で、時間も止まった感じだ!ここの休憩も30分で体も
心も癒されて、家に戻ることにした。家に戻ると彼女は夕食の支度で。
男たちは外で夕涼みをしながら、酒を少しずつ飲みかわしながら世間話をして
賑やかになって酒も飲んで酔い初めているとき。食事を運んできた。顔を真っ赤に
させながら食事を頂くことにした。明日はこの家ともお別れだ。
今日は十分に幸せを満悦しようと思って愉快に振る舞った。
その時近所の飲み助がやって、また酒をつき合わされた。頭もグラグラしながら
飲み続けて2時間ばかりで帰って行った。もう限界に来ているので寝ることにした。
明日の朝、帰るのでタクシーを呼んで。家族のみんなに挨拶をしてタクシーの中に
に入って。家族と彼女の態度が一変しているのを感じた。
彼女は手を振りながら涙を流して、滝のように流していた。たぶん僕は勝手に思った。
家族で話し合ったのか?タクシーが少し離れて行こうとしても。彼女の涙はとめども
なく流れて、僕の方を見つめ合っている。この時分かれないといけないのだと心に
思い。本当にツライ思いが心の中を走っていった。この運命から逆らう事のできない。
天の仕打ちにうちめされた。車が一気に走り始めた。こんな事あるのか。