僕の好きな帽子が飛んじゃった!
こらこら..とトンボを追いかけて
「一ちゃん」
そこをどいてくれ!
そのトンボ!
俺のもんだ!
トンボが木に止まって!
棒の一撃を
フラリーとかわし
知らんぷりのトンボ!
一匹飛んでいたトンボが!
無数の!
そんな数じゃないー
これじゃー
この光景を!
取るどころか?
ためらって!
トンボーの数の美しさに!
タメライながらも!
その大群の中から
一匹のトンボ!
見つけ!
その時、突風に!
アオラれて帽子が!
空高く飛んでいく!
後を振り向いても!